
少女の心に射しこむ、静かな光の物語。
三浦貴大 服部樹咲 菜 葉 菜
藤丸千 大高洋子 神村美月
茂手木桜子 / 片山友希 草野康太
監督:西谷真一 脚本:田中晶子 音楽:谷口尚久
題字・ポスター撮影:藤原新也
2025年 7月 25日(金) イオンシネマ小樽にて先行公開!!
2025年 8月 1日(金)より新宿武蔵野館ほか全国順次公開!!
News
Introduction
母の死が、少女を“真実”へと導く──
過去と向き合い、生きる意味を探す、旅の記憶。
小樽に暮らす16歳の少女・星野美歩は、母の遺品から一台の古い携帯電話を見つける。そこには、若き日の母と一人の男の写真が残されていた。
その男の名は、東京で活動する舞台俳優・望月建斗。母が決して語ることのなかった“青春”の記録に導かれるように、美歩は彼に一通の手紙を送る。
建斗が再び小樽の地を踏んだとき、少女と男は、過去の断片をつなぎ合わせながら、互いの喪失と向き合っていく。
やがて浮かび上がる、封じられた痛みと、思いがけない“つながり”。
それは、家族という言葉では語れない絆のかたち──
少女の魂が羽ばたくために、空は静かに広がっていく。
いま、旅立ちの朝。
行きがけの空に、希望の光は射すのか──


Story
手紙が紡ぐ、途切れた絆。心の冬を越えた先に見えるものは—
俳優として成功するも孤独な日々を送る健斗のもとに、亡き恋人から届いた手紙。その内容は、彼に娘がいる可能性を示唆するものだった。真相を確かめるため小樽を訪れ た健斗は、そこで出会った高校生・美歩と運命的な繋がりを感じる。しかし、美歩は父親の存在を知らず、互いの過去と向き合おうとする中で明らかになる家族の秘密。四季折々の小樽の街並みを背景に、愛と葛藤が交差する物語が静かに展開する。

Cast

片山友希
影山唯
1996年生まれ。京都府出身。
映画『茜色に焼かれる』(2021年)で、第46回報知映画賞新人賞、第43回ヨコハマ映画祭助演女優賞など5つの賞を受賞。2022年には、「フタリノセカイ」で映画初主演を務めた。
近年では、2023年度後期連続テレビ小説『ブギウギ』にてヒロインの同期役として出演。2024年ではテレビ東京「SHUT UP」、日本テレビ金曜DEEP『消せない「私」ー復讐の連鎖ー』、WOWOW「白暮のクロニクル」、テレビ朝日「Believe -君にかける橋-」、フジテレビ「嘘解きレトリック」(9月6日までに情報解禁予定)等、多くの作品に出演している。モデル業にも幅を広げ、ドラマ・映画と活躍中。

草野康太
宮坂善生
1975 年生まれ。神奈川県出身。映画を中心に活躍を続ける実力派俳優としてクリエイターからのオファーが多い。 近作映画としては、「モルエラニの霧の中」坪川拓史監督、「ワタシの中の彼女」中村真夕 監督、「サクリファイス」壺井濯監督、「メビウスの悪女 赤い部屋」窪田将治監督、「裸の 天使 赤い部屋」窪田将治監督、「聖なる蝶 赤い部屋」窪田将治監督、「プレイルーム ク ローン.ハート」中村真夕監督、などがある。 最新作は「春となり」西谷真一監督。

藤丸 千
星野深雪
東京都出身。
映画『ミセス・ノイズィ』でデビュー。
『エッシャー通りの赤いポスト』では主演を務める。ドラマでは、NHK『プリズム』、『つまらない住宅地のすべての家』、『虎に翼』、『団地のふたり』、演劇では台湾で『誠實浴池』に出演。
Staff

監督
西谷真一
1959 年生まれ。兵庫県出身。早稲田大学卒業後、NHK を経て 映画・テレビドラマの演出に携わる。故・鈴木清順監督や作家・藤原新也から高い評 価を受け、現代的な問題を扱いながらも人間の極限状況を 描くことが特徴。代表作に は映画「花」(2003 年)や「行きがけの空」(2024 年)などがあり、テレビドラマでは「七 子と七生」や「サギデカ」などがある。多くの作品で国内外の賞を受賞し、その演出力 が認められている。
脚本
田中晶子
1960年生まれ。東京都出身。高校時代は8ミリ映画製作とハンドボールに熱中し、この頃から脚本家を志すようになる。
高校3年生で執筆したシナリオ「人形嫌い」が第29回新人映画シナリオコンクールに入選(同作品は1982年に映画化)。1980年公開の『鉄騎兵、跳んだ』で脚本家デビューを果たす。1981年、田中康夫のベストセラー小説『なんとなく、クリスタル』の映画脚本を手がけた。その後、1983年に赤川次郎原作のドラマ『おやすみ、テディ・ペア』でテレビドラマの脚本にも進出し、以降テレビドラマを活動の中心に据え、多彩な作品を生み出し続けている。
音楽
谷口尚久
1971年生まれ。13歳で音楽指導者資格を取得。
東京大学経済学部卒業。学生時代からバンド活動を始める。自身のグループで高橋幸宏プロデュースのアルバムを2枚発表。同時期に作詞・作曲・編曲家としての活動も始め、CHEMISTRY・SMAP・V6など多くのアーティストのプロデュース・楽曲提供、また映画やドラマの音楽も多数担当。東京世田谷にWAFERS Studioを構え日々制作。個人名義では「JCT」「DOT」「SPOT」をリリース

ポスター撮影・題字
藤原新也
1944年生まれ、福岡県出身。東京芸術大学美術学部油画専攻に入学後、インドやチベット、香港などアジア各地を旅した記録を写真や文章で次々と発表する。1976年にチベットでの体験をまとめた『天寿国偏行』で日本写真協会新人賞を受賞。写真家のかたわら画家として個展を開くほか、小説を執筆するなど幅広い分野で活動している。NHKでは、NHK特集『21世紀は警告する(第5集) 小さな家族の大きな崩壊 -第2部- 日本の家族・その自画像』、ETV特集『ケータイ小説@2007.jp』、『わたしが子どもだったころ 写真家 藤原新也』などに出演。



